映画「ダ・ヴィンチ・コード」を見てきた。
第一印象は、飽きさせない映画ですね。これでもか、これでもかと
展開が変わって行くので、見てる最中にあれこれ考えてる余裕すら
与えないという感じで、なんかあっという間に終わってしまった。
という感じ。でも、久々に満足する映画を見たなという感じが残った。
この前に見た「ニューワールド」は、最初は良かったけど、
段々、よく分からなくなり、仕舞いに結果だけを描写するシーンが続いて、
映画は長く、段々暗くなり、終わった時は、気が重くなりました。
こういう映画は見たくないですね。。。。
その半面、「ダ・ヴィンチ・コード」は、内容的に宝探し的な映画だけど
原作本は見ていないが、映画の作り方としては、素晴らしいですね。
短い時間に、よくここまで凝縮したなという感じです。
ということで、この映画はお勧めだけど、
この映画で作り手が言いたかったことは、キリストの子供のことというより
キリスト教がどうして有名になったのかだと思うんですよね。
やはり昔から政治の力というのは、宗教の力が欲しいんですね。
宗教は、世界に3大宗教があるが、でも宗教とまでは言わなくても
それらしきものは、そこら中に存在する。違いは、その教えが体系化されて
いるかどうかの違いじゃないのかな。その教えというものと、科学というものが
相反するところにあるんだけど、そこんとこは、高校生の時に考えたことがある。
で、宗教の基本は心の支えであり、科学は真実の追究という結論になったけど、
この心の支えだけでは、人は集められないので、そこに色々飾りを付けて
教えというものを作ったのが宗教と思える。
なんだけど、宗教の基本は、必要な人には必要なんですよね。
ただ、それを唯一のものと信じ込んでしまうと問題が起きる。
あと、宗教にとって死後の世界とは、というのも重要で、
この辺も、いろいろな教えがあるけど、
自分的には、死後の世界は、毎日皆が体験していることで、そんなに不思議な
ことではないが、無ということに対して理解できないということでしょうか。
それから宇宙観というのもあるが、ここら辺は、今のビックバン理論も
死後の世界と同じような感じがする。これは、星雲が膨張していることから
の理論だが、この辺は難しい。でも、空間が膨張しているということもありえる。
その場合は、物質が大きくならないように、重力が働いていると考えることも出来る。
この場合の宇宙は、無限ということになる。この無限というもの、やはり死後の世界と
同じように無ということが、分からないんですよね。
ここまでは高校生の時に考えたこと、この映画の話に戻って、
宝というのは、聖杯なんだけど、これを探して行く展開がメインで、
その中にキリストのいた時代の映像が入ってくる。
その映像がなかなかリアルに描かれているので、
その物語の映画というのも見てみたいと思った。