お稽古ごっこ

　夜、てんてん丸が畳に手ぬぐいで線を引いて、

「ここからこっちが舞台だよ」と言って、

「じゃ、そっちに座って、この線からこっちに入っちゃ駄目だよ」。

「ほら、足が入ってる」

「それじゃ、今から　お　け　い　こ　を始めます。」と言って、
お稽古ごっこが始まった。

なにをやるのかと思っていたら、

「じゃ、何をやって欲しい」

おいおい、それはお前が考えるのじゃないのか。。。。
「それじゃ、歌を歌ってみて頂戴。じゃ、どんぐりころころ」と要求。

「どんぐり・・・・・」と歌い終わって、

ハイ、良くできましたと拍手。。。。「今度は、踊りでも踊って」と要求。

「ハーーイ」と言って、なんか良く分からない踊りというか、手をばたばたさせてるだけ。

「じゃ、今度は、お話をしまーーーす」と言って、

ここから、延々と電車の話、友達の話、よく分けの分からない話とかの
てんてん丸の独演会が始まった。

しかし、よく喋る。

延々と、いろいろな話を、１時間３０分近く喋っていた。
さすがに、飽きてきたので、「ハイ、終わり、また明日」で終わらせたけど、
止めなければ、朝まで話してるんじゃないの？？？

で、これってお稽古なの？？？