野球観戦もなくオフは暇なので、
第2段のゲーム作成をすることにした。
じゃ何を作るかだけど、当然野球ゲームということで。
そこで、本格的な野球ゲームを作るかとも考えたが
それはちと無謀すぎるということで、即座に断念。
で、構想的には、135試合全部やりたいねという発想で、
ではどうやれば出来るかを考えた。
本格的なゲームだと、攻撃側と守備側でいろいろ作戦ねって
ゲームするけど、そんなことやってたら、135試合も出来ない。
そこで、小さい頃の野球盤的な発想で、攻撃側のみやる。
で、1イニングをまともにやっていては、時間掛かるので、
もっと簡単にできないか考えた結果。
そうだ、イニング毎の点数をくじで引くイメージが頭に浮かんだ。
これから、10×10の升目から、各イニング毎にひとつ選んで、
そこに得点が書いてある。その結果をスコアボードに表示する。
という基本案が出来た。
そこでこの案を、見た目の面白さと、リアル性を加えていった。
まず、見た目だけど、
升目にはボールを配置して、選ぶとボールが回転して、
止まると、結果が表示されるように考えた。
さらにスコアボードも表示しよう。
次にリアル性は、
135試合と言っても、当然セリーグだけだけど。
そのなかで自分の好きなチームをまず選ばせて、
そのチームの日程どおりの試合を行う事とし、
それ以外のチームの試合は、自動で行うことにした。
さらに、現実の日程は、雨で試合が中止になるため、
現実の試合日程も随時更新して、その時点のスケジュール
からゲームが始められるようにもした。
注)次の年から、パリーグも加えたが、現実の日程は
興味ないので対応はしてない。。。
これにより、シーズン終盤に優勝争いしているときに、
今後どうなるかを予想してもらう面白みも想定。
また、新聞に掲載されているような順位表も表示した。
この中で、マジックも当然表示することとした。
注)あと途中から勝敗グラフも表示できるように対応した。
また、135試合は長いので、クッキーを用いて
途中時点までを保存できるようにして、
続きを再開できるようにした。
で、構想が決まったので、12月の中頃から製作を開始。
基本構造は1週間で出来たが、
一番苦労したのは、得点の割り振り方。
何も考えずに得点を割り振ると、すべて打撃戦になったので
こりゃまずいということで、
得点の割り振りには、3パターンを用意した。
?打撃戦、?投手戦、?普通の試合。
で、この3パターンの割り振りおよび得点頻度は、
1999年の横浜の実際の試合を調査して、
その割合をもとめ、その割合で制御した。
また升目への得点の配置は、上記のパターン毎の得点頻度を
テーブル化しておき、その得点を乱数で升目に配置し、
残りは0点にした。
あとは、マジックの制御がちょっと苦労したがなんとか出来て、
ついでに結果のコメントに。試合展開を考慮したコメントを付けた。
すなわち、逆転勝ち、完封、打たれ過ぎ、サヨナラ等のコメントを
試合の展開を覚えておいて、適切なコメントを出した。
で、冬休みに集中的に作成して、お正月に公開で進めたが、
ここで大問題が、Netscapeだと、途中でブラウザがフリーズしてしまう。
調査した結果、スコアを3試合分表示するので、
レイヤを多量に使用しているが、これが沢山あると、Netscapeはバグで
死んでしまうようだ。ということで、Netscapeは公開中止に。^^);;;
でなんとか、紅白歌合戦がやっているときに最後のテストを行い
お正月公開に間に合いました。
で、ゲーム名は、「ペナント競争」に決定。
その後、試合数および、優勝決定ルールがころころ変わり、
その都度、プログラムに追加して行ったので、疲れた。
でも2005年から1リーグ制にでもなると、
チーム数が増えるために、大分プログラムいじる必要がありそうで
あああーーー困った。^^);;;;;;;;
で、もっと詳しい開発秘話がNewGameWebメールマガジンにあります。