セリーグも来季からついにプレーオフ導入が決まったようですね。
でも、プレーオフ自体は、日本シリーズの出場権を争う方式というのが、
確かに、今のパリーグの状況を見てると、良く考えられた案ですね。
現状のパリーグでは、シーズン1位のチームが、プレーオフで下位のチーム
に負けて、シーズンの優勝も、日本シリーズ出場も逃しているという点が、
まあ、シーズン1位のチームのファンばかりでなく、他のファンもあまり
納得がいかない感じですよね。
ということで、プレーオフは日本シリーズの挑戦権を争う方式はいいかと。
となると、シーズンの優勝は逃したが、日本シリーズの権利というより、
2,3位球団にとっては、シーズン以外でも興行権が得られる点は、
おいしい話ですね。
ただ問題は、シーズンの146試合はそのままで、プレーオフを行うので、
日程的な問題と選手会との問題を解決する必要がありますね。
まず日程的な問題は、現在のパリーグがシーズン136試合で
上記プレーオフを行い、セリーグより1週間早く開幕している。
でもこの日程で現在の日本シリーズの日程にはギリギリの状況。
この日程は、途中に雨で中止になった場合の振替日を
各球団、3連戦の中に12〜16試合組み込んである。
ということで、なんとかやり繰りしているのが現状。
で、セリーグが146試合にこだわると、パリーグの日程に
さらに10試合も組み込む必要がある。
これをさらに日程追加して、行うとすると、10試合といっても
ホームとアウエーの試合が1試合づつのため、普通の日程では無理があるので、
3連戦を2連戦、2連戦に分けることが考えられる。
そうなると、単純に考えて10試合分をそうすると、5週間多く掛ることになるので
単純には無理。
なので、雨の振替日を潰しても、リスク考えて3週間は余計に必要でしょ。
となると、現在のパリーグの開幕日と同じ3月末から始まったとしても、
10月第2週までかかる。そこからプレーオフ期間2週間必要。
とすれば、日本シリーズは、11月最初の週まで掛ってしまう。
あとは、プレーオフを、2,3位は1試合、その勝者と1位は3試合
とすれば、1週間あればいいので(ドーム球場限定か)、1週間は早まる。
ただし、ギリギリの日程なので、雨で中止が増えれば、ヤバイけどね。
あとは、交流戦でも採用している月曜日に予備日を設ける方式。
でも2005年の横浜戦だけみてみると、週中(火水木)と週末(金土日)で
週中の中止が6試合、週末が2試合。週末の1試合は地方戦ということで、
月曜に振替が難しい試合。
なので、週末の試合しか月曜日に振替困難なため、
この方式を採用するのは、リスクが大きすぎますね。
ということで、日本シリーズの日程を後ろにずらすしかないが、
まあ、11月は各種試合とか秋季キャンプとかもあるしで、
ちょっと難しい状況。
あと、選手会との問題もある。
こちらは当然選手会としては、パリーグの136試合を要求するだろうから、
ここが焦点になるんでしょうね。結果はわかりませんが。
ということで、シーズン146試合となると、日程上の問題もあるし、
選手会との問題もあるしで、
まあ、プレーオフの3,5試合制 → 1,3試合制で
決着しそうな気もします。
ただ、ここまですると、シーズン優勝したチームが日本シリーズに
出れないという状況が短期決戦のため、十分ありえるので、
そうなると、日本シリーズの意味があるんでしょうか?
という疑問が出るので、やはり、1,3試合制にしても、
シーズン1位のチームには、無条件で1勝を与える。
とすると、シーズン1位のチームは、1勝すればよい事になる。
2、3位のチームは、3連勝が条件になりますね。
これを金土日で行い、その1週間後に日本シリーズという感じかな。