去年に続けて、今年を振り返ってみると。
今年も、ヨーイドンから他球団に離され、あっという間に消化試合と化した。
今年も、皆さん枕を並べて不調。特に村田が故障し、他の野手も故障・不調で
開幕から新人を起用しなくてはいけない状況に。
さらに、投手陣も故障・不調で崩壊しては、どうしようもなし。
4番村田のWBCでの故障から、この悲惨なシーズンが始まったということ。
さらに、フロントも期待して採った外人投手が、全く期待外れで勝てない。
さらに中継ぎ陣の木塚、加藤武が不調で使えない。
先発の工藤は早々と離脱し、期待の先発転向の寺原も早くも故障で離脱。
さらに抑えの石井裕も球に切れが無く不調で離脱。
打撃陣も、金城が絶不調、吉村も不安定、内川も波に乗れない、
ジョンソンも故障、仁志も絶不調。期待のFA野口も故障で早々に離脱。
ということで、初めは野手を新人に頼らなければならず、
早々と大矢監督を休養させ、田代監督代行を起用し、
吉村を1番で起用するなど、窮余の策で凌いだが、
まあ、結果は、去年と変わらず100負けまでは行かないまでも、
ダントツの最下位独走でした。
●ということで、今年も2007年終了時に上げた課題はどうなったか?
①先発の数が足りない。
・怪我、不調、役立たずで自滅。
②終盤エラーで自滅。
・石川、佐伯、内川が目立つエラーを重ね、エラーがダントツに増えた。
③村田の不調期間が長い。
・最初から怪我で離脱し、復帰後も不調期間が長く、
好調になったと思ったら、また故障。
④軸になる先発がいない。
・後半補強したランドルフが出てきた。
⑤肝心の村田、金城、吉村、内川の不調。
・内川以外は、不調ですね。
・吉村は、フォームを毎年変えて、良くなっても直ぐ忘れておかしくなる。
⑥夏場、中継ぎ陣が潰れた。
・最初から悲惨。山口はまだまだヒヨコ。
⑦中盤から1,2番が不調。
・1、2番に固定できる人材が現時点ではいない。
⑧足を使った攻撃が出来ない。
・石川、吉村がなんとか走ったが、他球団からすればスズメの涙程度。
ということで、若手に切り替えようとしたが、
中堅どころが故障・不調で、新人を使わざるをえず、
当然打てず守れずでチーム自体が自滅してしまった。
●野手では、
捕手は、相川がFAで抜け、替わりにFA野口を補強したが駄目。
新人細山田も打てず、さらに後半には肩もおかしくなり離脱。
1塁は、ジョンソンの故障で内川を外野にコンバート、
そのジョンソンも代打で活躍しても先発では駄目。
替わりの佐伯は頑張ったが、守備がお粗末。
2塁手は、仁志が不調で離脱し、コロコロ替わったが、
結局藤田がレギュラーを一応獲得したが、後半失速。
遊撃手は、石川だけど、初めは内角が打てなかったが、
徐々にファールにする技術も付いたが、守備もまだ不安定。
打撃も後半失速。
3塁手は、村田がWBCで大腿裏を肉離れしたこと自体、
後ろの筋肉を鍛えていない証拠。そして、驚異の復帰はしたけど、
後ろを鍛えていないで復帰したから、途中でまた反対の足を肉離れで故障。
後ろの筋肉を鍛えないと、来年も同じ結果を招くだろうね。
ライトは、村田がいなくても吉村が4番に座れればよかったが、
吉村も絶不調。原因は、フォームが決まらない。
毎年のようにフォームを変える。これは、鈴木尚と同じですね。
終盤に地に足の付いたフォームで鋭い打球を飛ばして、
やっとフォームが固まったかと思いきや、次の試合ではフォームを
忘れ、また元に戻ってる。吉村も、考え過ぎで尚典と同じ運命を辿るかもね。
センターは、金城が不調で新人の松本に期待したが、
全くプロでは通用せずに離脱。後半、下園が出てきたが、
まだまだ中途半端、そして、最後に金城が出てきたが、
果たして来年も好調が続くかは疑問。
レフトは、外野にコンバートされた内川で、初めは守備が悲惨。
しかし、段々慣れてきたが不安。打撃は、守備が気になり思うように
打てなかったのか。でも打率2位は流石ですね。
代打陣は、相手の先発投手の左右で打順を変えると、
代打陣が手薄になり、勝負所で打てない。まだ人材にも迫力なし。
●投手では
先発は、三浦が10勝を超えたが、負けも同じだけ。
ここは打線の援護が無かったのが大きい。
寺原、工藤は、早々に離脱。
小林も使えない。マストニーも駄目。
期待のグリン、ウォーランドは、たまに好投するが、
大体は先に点取られて負けるパターンで使い物にならない。
中継ぎは、木塚、加藤武、那須野が使えず、
替わりに山口、高崎、真田でなんとか頑張ったが、
山口を抑えに回し、中継ぎが人材不足となり、
後半、加藤康、桑原謙、松家で持ち直したが、やはり人材不足。
抑えは、石井裕が役に立たず、山口に替わったが、
これまたヒヨコで役立たず。
●補強ポイント
じゃどうすれば良いのか?
はっきり言って、個々の選手自体の考え方がプロではない。
ここら辺を変革しないと、いつまでもお荷物球団のまま。
さらに球団自体の考え方も、お金がないのが問題かは分からないが、
情報化、リスク等をまともに考えてるとは思えない。
ここから変革しないといけないが、道は遠そうである。
ということで、
まずは、監督だが、
現巨人コーチを引っこ抜いた。
これは驚いた。
フロントも一応やる気が出てきたようだ。
まずは、尾花さんで投手陣を再建したいようだ。
コーチ陣も尾花さんの鼻のかかった方を連れてくるということで、
まあ、来年の春季キャンプ・公式戦でどうなるかですね。
投手陣は、
先発は、三浦、ランドルフ以外は、当てにならない。
先発は3人まともな投手を補強したい。
中継ぎは、高崎、真田、松家ぐらいなので、
桑原謙、山口を加えたい。
抑えは、寺原を再復帰した方がよい。
山口は、セットアッパーで経験を積ませる。
打撃陣は、
内川ぐらいがマトモデ、あとは不安。
村田は、オフの間に後ろをしっかり鍛えること。
吉村は、地に根ざした構えを確立すること。
石川、藤田は、なにしろ練習するしかない。
1塁とセンターは、補強ポイントでしょうね。
特に1塁が大型外人が欲しいところ。
捕手は、経験しかない。
ということで、内川、村田、吉村、新外人の出来次第。
石川、藤田、捕手が一人前にならないとAクラスはキツイでしょうね。