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 4年前に読んで、そのころは半分は理解したが、残り半分の大事なところは
良く分からなかったが、やっとその意味を理解できてきた。

 といっても、まだ理解できてきた程度で、コントロール自体、出来初めなため
まだまだ修行が足りませんね。

やはり、書いてあることは正しいことですね。

 ということは、現代は、大昔の歌の(ベルカント)技法がとんでもない解釈をされたってこと?
「息の上の声」をなぜか、呼吸法にすり替えてしまったのかな。
こうなると歌を知らない人が「喉声」からボイストレーニングをすると
「額声」もしくは「鼻声」になってしまうみたい。

なぜ、こうなるのかを考えてみた。

大きな原因は、「息の上の声」を実践出来ない人達がどのようなことか分からず、
実際に「額声」で歌っていると息が続かないことから、
「息を継続させながら声を出す」事と解釈してしまったんだろうね。

そうなると、息を継続させるには、どうしたらいいのかと考えた。
その答えとして、腹式呼吸に的を当てた。
ここから横隔膜がどうだのという考えに辿りついたんだろう。

「息の上の声」で歌っていれば、特に呼吸など意識する必要は無く、
何も意識せずとも呼吸は出来るんですが、これが「額声」や「鼻声」で
歌っていると出来ないというところがミソですね。

どちらにしても「息の上の声」を実践出来ている人でないと、この意味も分からないし、
「息の上の声」を聞き分けることも出来ないところが、
問題の根本なので、
大昔からこれを伝承することこそが全てだったのでしょうね。

ところが、19世紀にこれが途切れてしまって、現在は悲惨な状況に。
折角まとめたのに、それを誤解されてしまったシェイクスピアさんが可哀想ですね。

しかし、シェイクスピアさん自身も「息の上の声」を実践出来ていなかったと思われるので、
詳細に書けなく曖昧になったところが、誤解を生んだ原因にもなっているのかな。

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