はじめに
優勝するには、勝てる試合は絶対勝たなければ行けない。
しかし、今年2024年の試合で5回まで勝っていた試合の内、
最終的に勝てなかった試合数=20試合もあった。
特にハマスタでは、なんと11試合もあった。
こんなにも負けて、よく貯金2もあったかと思う
今回思った事
20試合を分析して、今年の横浜のリーグ優勝出来なかった原因を考えてみた。
調べた事
対象の20試合とは
04/03 大阪ド 阪神 2-1 →●2-5 6回にケイ逆転2ラン、8回ウィック2失点
04/13 横浜 ヤク 2-0 →●2-5 6回にケイ・上茶谷・石川崩壊
04/19 神宮 ヤク 3-2 →●3-4 6回に東が同点、その後8回に伊勢がHR
04/23 横浜 阪神 1-0 →△1-1 6回にジャクソン四球から楠本エラーで同点
05/04 広島 広島 1-0 →●1-4 7回にケイが投手に打たれて満塁で交替し徳山が満塁弾
05/24 横浜 広島 1-0→●2-5 8回に東が同点、10回に伊勢、石川沈没
05/25 横浜 広島 6-5→●9-6 8回に山崎同点弾、12回に三嶋・石川で沈没
05/30 横浜 楽天 2-1→●5-6 6回に石田健逆転され、不調の伊勢が沈没
06/06 横浜 オリ 1-0→●1-3 6回に坂本同点、8回に山崎逆転打
07/03 横浜 ヤク 3-2→●3-5 7回に坂本同点打、9回に森原打たれた
07/07 甲子園 阪神 4-2→●5-6x 6回にケイが同点、森原がサヨナラ
07/12 東京ド 巨人 2-1→●2-3x 8回に坂本が同点弾、9回に京山サヨナラ
07/20 神宮 ヤク 4-3→●4-6 6回に山崎同点弾、8回中川虎勝越2ラン
07/26 横浜 巨人 2-1→●2-5 6回にジャクソン同点打、8回中川虎3失点
08/02 横浜 阪神 1-0→●2-4 6回にジャクソン、京山で4失点
08/14 広島 広島 3-1→●3-4x 9回に森原3失点サヨナラ
08/22 横浜 中日 5-1→●8-9x 8回山崎、JB,森原、颯不調
09/07 東京ド 巨人 1-0→●2-3x 6回伊勢同点弾、12回に佐々木サヨナラHR
09/21 横浜 阪神 5-4→●5-6x 8回ウィック自滅牧エラー、10回JB勝ち越し弾
10/05 ナゴヤド中日 3-1→●3-4x 6回坂本同点弾、9回上茶谷サヨナラ
ここでもしハマスタでの11試合の内で6試合がすべて勝てていたら、どうなったか?
勝てた試合を、4月13日、5月25日、5月30日、7月26日、8月2日
巨人 143 76 60 7
DeNA 143 76 64 3
阪 神 143 73 64 6
広 島 143 67 71 5
中 日 143 60 75 8
ヤクルト 143 61 78 4
すべて勝利しても2位になっただけ。
優勝するには、まだ足りないものがあるが・・・・
2023年の分析結果
2023年の試合で5回まで勝っていた試合の内、
最終的に勝てなかった試合数=8試合しか無かった。
対象の8試合とは
04/03 大阪ド 阪神 2-1 →●2-5 6回にケイ逆転2ラン、8回ウィック2失点
04/13 横浜 ヤク 2-0 →●2-5 6回にケイ・上茶谷・石川崩壊
04/19 神宮 ヤク 3-2 →●3-4 6回に東が同点、その後8回に伊勢がHR
04/23 横浜 阪神 1-0 →△1-1 6回にジャクソン四球から楠本エラーで同点
05/04 広島 広島 1-0 →●1-4 7回にケイが投手に打たれて満塁で交替し徳山が満塁弾
05/24 横浜 広島 1-0→●2-5 8回に東が同点、10回に伊勢、石川沈没
05/25 横浜 広島 6-5→●9-6 8回に山崎同点弾、12回に三嶋・石川で沈没
05/30 横浜 楽天 2-1→●5-6 6回に石田健逆転され、不調の伊勢が沈没
5回終了時での勝敗は、以下である。
2023年
5回 勝ち 負け 引き
勝ち 49 8 0
負け 7 48 2
引き 18 9 1
上記から、2023年は、5回まで引き分けで、
その後勝った試合が負けた試合の2倍もあるため、
投手陣が踏ん張って勝ったということだろう。
なので2023年は、投手陣というよりも、
打撃陣が特にオースティンの故障が痛かった。
2024年の分析結果
同じように2024年の5回終了時での勝敗は、以下である。
2024
5回 勝ち 負け 引き
勝ち 55 20 1
負け 8 39 1
引き 8 11 1
この結果と2023年の結果から、その違いは、
5回で勝ってる試合で、その後20試合も負けた事。
これが優勝出来なかった大きな要因ですね。
分析結果
では、その原因を20試合の内で見てみると
リリーフ・抑え(不調で打たれる) =19試合
打線(試合を決める満塁の場面で打てない) = 7試合
リリーフ・抑えの問題点
19試合も負けた事が優勝を逃したひとつの要因
中継ぎ不調:
前半:石川・伊勢・上茶谷
中盤:坂本・山崎・ウェンデルケン故障、森原、中川虎
終盤:上茶谷・ウェンデルケン
使えなかった中継ぎ投手:
石川(不調)
上茶谷(低めに投げられない)
ウェンデルケン(怪我復帰後も球威が落ちた)
ガンバった中継ぎ投手:
森原・伊勢・坂本・中川颯・佐々木
投げてみないと分からない中継ぎ投手:
山崎、堀岡、京山、ディアス
石川に関しては、去年は良かったが、今シーズンは不調で使えない。
上茶谷は、良い時は低めに制球できるが、これが出来ないと打たれる。
ウェンデルケンは、故障復帰後、球威不足で、なかなか使えなかった。
注)上記3選手は、戦力外、現役ドラフト、契約しないで横浜を去った。
今後も使えないと判断されたのだろう。
打線の問題点
これは、どの球団でも言えることで、
2軍レベルの選手を1軍レベルに押し上げるしかない。
なにしろ上位打線でチャンス作るも、下位打線で打てないので
勝負を決められない。
対策は、
下位打線に、特に7,8番にチャンスに強い選手を配置するしかない。
日本シリーズでは、森と戸柱の活躍が大きかった。
来年への課題
リリーフ陣の課題を埋めないと優勝はあり得ない。
森原・坂本・佐々木
(先発に回るかもと言われている)伊勢・中川颯
上記3人以外に、あと6人のリリーフが居ないと、Aクラスも危ない状況
来年期待できるのが、以下だが、ウィックぐらいが期待できるかも
残りは、まったく不明。
ウィック・徳山・山崎・篠木・浜地・堀岡
岩田・京山・中川虎・宮城・入江
左が居ないことの対応策として先発をリリーフに配置転換するかもだけど
濱口(出してみないと分からないので不安)→トレードになった。
石田健(使いたいが本人が先発拘り)
どうするのだろう?
というわけで、優勝への最大の課題は、リリーフ陣ですね。
優勝するにはプラスαが必要
①先発陣の充実 3本柱(10勝以上)の確立
(東・ジャクソン・メイ)
②打撃陣の充実 オースティンが怪我無し、
森・梶原のレギュラー定着
筒香の打撃復活
大和の代替えとして
大和の役目を→京田
京田の役目を→三森
三森を取ったのは大きいだろう。
③新たな人材 度会・松尾、庄司・竹田の1軍定着
リリーフ陣の問題を抜きにすれば、
この①②③が整えば優勝も夢ではない。
将来は、
④宮崎問題 将来、牧の3塁転向、三森2塁もあり得る
しかし問題は、如何にしてリリーフ陣を整備するかだろう
森原、坂本、佐々木、ウィック
残りは、以下が活躍できるかの神頼み状態
徳山・山崎・篠木・浜地・堀岡
岩田・京山・中川虎・宮城・入江
ここから何人が出てくるかだが
現状では、伊勢、中川颯は、中継でないと辛いだろう。
先発に回す余裕など無いと思われるが、
結 論
現状、リリーフ陣が定まっていないので、
来年のリーグ優勝は、まず無理でしょう。
リーグ優勝するには、
今後の外人、トレードでのリリーフ陣の補強次第だろう。